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SEO対策のやり方を調べると、キーワード選び、記事作成、内部対策、被リンク、表示速度など、たくさんの施策が出てきます。ただ、先に確かめるべきなのは「記事を書くこと」ではなく、今のサイトが検索から問い合わせまでのどこで止まっているかです。
確かめる順番は、クロール、登録(インデックス)、担当ページ、検索意図、内容と導線、計測の6つです。前の段階で止まっていると、後ろの施策を増やしても、効いたのかどうかを判断できません。
この記事では、SEOに詳しくない方でも今週直す1か所を選べるように、6つの段階ごとに見る場所と判断のしかたを整理します。全部を同時に直さず、最初に止まっている段階から進めてください。
SEO対策のやり方を6つの順番で確認する

SEO対策は、施策の種類で考えるよりも、検索されてから問い合わせが届くまでの順番で確かめると迷いにくくなります。記事を増やす前に、Googleに見つけてもらえているか、どのページが答えるのかを決めてあるか、結果を測れるかを確かめることが、同じような記事の作りすぎと、原因の分からない手直しを避ける基本です。
| 順番 | 確かめること | 止まっているときの次の一手 |
|---|---|---|
| 1 クロール | GoogleがページのURLを見つけて読めるか | 内部リンク、robots.txt、サイトマップを確認 |
| 2 登録(インデックス) | 検索の対象としてGoogleに登録されているか | Search Consoleで登録されない理由を確認 |
| 3 担当ページ | 一つの検索意図に答えるページが一つに決まっているか | 既存ページを直すか新しく作るかを決める |
| 4 検索意図 | 読者の疑問とページの題名・内容が合っているか | 題名と見出しの構成を直す |
| 5 内容と導線 | 根拠と判断材料と次の行動への案内があるか | 本文、内部リンク、案内の文言を直す |
| 6 計測 | 検索結果での表示から問い合わせまでを測れるか | 見る数字と記録する場所を決める |
1〜3はサイトの土台、4〜6は記事の中身と改善です。6つは上から順に、次へ進んでよいかを確かめます。たとえば登録されていないページに見出しを足しても、検索結果での反応は測れません。同じ検索意図に答えるページが複数あるまま記事を増やすと、どのページを検索結果に出してほしいのかがはっきりしなくなります。
最初に対象ページを一つ決める
サイト全体を一度に見直さず、売りたいサービスのページか、問い合わせにつながる記事を一つ選びます。そのページについて、狙う検索語、URL、検索した人が知りたいこと、CTA(問い合わせボタンなど、読者に次の行動を案内する部分)をメモしておきます。
一度に直すのは一つの詰まりだけにする
直す前の状態を保存し、手を入れるのは一つの段階に絞ります。検索結果にまだ表示されていない時期にCTAまで作り直すと、どの変更が必要だったのかが分からなくなります。
順番1と2はクロールと登録を確認する
クロールは、Googleがページを見つけて読み込む段階です。登録(インデックス)は、読み込んだページの内容を解析し、検索に使う情報としてGoogleが保存する段階です。Googleは、新しいページを既に知っているページからのリンクで見つけるほか、サイトマップで伝えられたURLからも見つけると説明しています。詳しい仕組みはGoogle検索の仕組み※で確認できます。
まず、Search Console(Googleが提供するサイト管理者向けのツール)のURL検査ツールに対象のURLを入れます。登録されているかどうか、登録されていない場合はその理由、Googleがどのページを正式なURL(正規URL)として選んだかを確かめられます。直した後は、公開中のページをその場で調べる機能(公開URLをテスト)で状態を見直せます。
「公開済み」と「検索の対象になっている」は同じではありません。CMSの管理画面やブラウザでページが見えるだけでは、クロールと登録を確かめたことになりません。また、Googleは処理したページをすべて登録するとは限らないと明記しています。
クロールで止まる主な状態
| 状態 | 確かめること |
|---|---|
| どのページからもリンクされていない | サイト内のメニューや関連ページからリンクがあるか |
| robots.txtで読み込みを止めている | robots.txtの設定で対象のURLを禁止していないか |
| リンクが切れている | リンク先のURLが正しく開くか |
| サイトマップに入っていない | 重要なページのURLがサイトマップに含まれているか |
robots.txtは、クローラー(ページを読みに来るGoogleの仕組み)に、サイトのどのURLへアクセスしてよいかを伝えるファイルです。ページを検索結果に出さないための仕組みではないと、Googleはrobots.txtの説明※で書いています。サイトマップも同じで、送っておけば必ずクロールや登録がされるというものではありません。推測で判断せず、URL検査の結果と実際のリンクのつながりを見比べます。
登録で止まる主な状態
Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートには、登録されていない理由が表示されます。代表的なものは次のとおりです。
| 表示される理由の例 | 意味 |
|---|---|
| URL に noindex が指定されています | ページに「検索結果に出さない」という指定(noindex)が入っている |
| 重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました | canonical(正式なURLを示す指定)とは別のURLを、Googleが正規URLに選んだ |
| ソフト 404 | ページは正常に返っているが、中身が空やエラー表示に近いとGoogleが判断した |
| クロール済み - インデックス未登録 | Googleは読み込んだが、登録はしていない |
canonicalは、似たページが複数あるときに正式なURLを伝える指定です。Googleはこれを強い手がかりとして扱いますが、別のURLを正規URLに選ぶこともあります。noindexは、robots.txtで読み込みを止めているとGoogleが指定を読めず、効きません。理由ごとに直し方が違うため、記事を足す前にSearch Consoleの表示を読みます。
技術面の確認に不安がある場合は、ホームページSEO対策を4段階で診断する記事と合わせて、検索結果に出るまでの段階だけを先に切り分けてください。
順番3は一つの検索意図に一つの担当ページを決める
担当ページとは、その検索意図(検索した人が知りたいこと)に主に答えるページです。同じ検索語を複数のページに入れることではありません。
新しい記事を書く前に、サイト内検索と、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで検索語(クエリ)とページを切り替えて見て、近い内容のページを探します。既存のページで答えられるなら、そのページを直します。読者、判断したいこと、次の行動が明らかに違う場合だけ、新しい担当ページを作ります。
既存ページを直す条件
同じ読者、同じ疑問、同じ次の行動を扱うページがある場合です。題名、導入、見出し、根拠、内部リンクを直し、別のURLを増やしません。
新しいページを作る条件
検索した人の状況や判断がはっきり違い、既存のページにまとめると目的が混ざる場合です。新しいURL、どのページからリンクするか、canonical、CTAを、作り始める前に決めます。
SEO内部対策の優先順位も読むと、担当ページをサイトの構造や内部リンクとつなげて考えやすくなります。
順番4と5は検索意図へ根拠と判断材料で答える
担当ページが決まったら、検索意図にまっすぐ答えます。冒頭で結論を示し、理由、判断材料、具体例、次の行動の順に並べます。
基本はGoogleのSEOスターターガイド※で確かめられます。ガイドでは、読者にとって魅力的で役に立つ内容を作ることが、ガイドで紹介しているほかのどの方法よりも有効だとしています。そのうえで、自社にしか書けない情報を加えます。実際に測った結果、事例、作業の手順、比較表、担当者の判断など、読者が決めるときに使える情報を優先します。
文字数を増やすことと、疑問に答えることは別です。ほかのサイトの見出しを並べ替えるだけでは、読者が自社のページを選ぶ理由になりません。
題名で約束したことを本文で回収する
題名で「6つ」「比較」「費用」「事例」と約束したら、本文の見出し、表、根拠ですべて回収します。「ポイント」「方法」といった言葉だけで終わらせません。スターターガイドも、題名はそのページに固有で、内容を正確に表すものにするよう勧めています。
内部リンクは次に確かめることへつなぐ
関連ページをたくさん並べるのではなく、読者が次に確かめる内容に絞ります。検索の仕組みが分かったら担当ページの確認へ、担当ページが決まったら内容と導線へ、という順番に沿ってリンクを置きます。
CTAは読者の段階に合わせる
調べ始めたばかりの読者が読む記事で、いきなり大きな契約を勧めません。自分で確かめる方法、今の状態を一緒に見る相談、直す作業の相談というように、読者が段階に合わせて選べるようにします。
順番6は検索と問い合わせを分けて測る

直した後は、順位だけで判断しません。検索結果での表示、クリック、ページの閲覧、CTAのクリック、問い合わせを分けて見ます。どこで最初に止まっているかによって、次に直す場所が変わります。
| 段階 | 見る数字 | 主な判断 |
|---|---|---|
| 表示 | 表示回数(インプレッション数)、登録の状態 | クロール・登録・担当ページ・検索の需要を確認 |
| クリック | クリック率(CTR)、平均掲載順位 | 題名と検索意図が合っているかを確認 |
| 閲覧 | 読まれ方、次のページへの移動 | 内容と内部リンクを確認 |
| CTA | ボタンのクリック、フォームへの入力開始 | 案内の文言と置き場所を確認 |
| 問い合わせ | 送信の件数、相談内容が合っているか | 読者とサービスが合っているかを確認 |
表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位は、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで見られます。表示がほとんどなければクロール・登録と担当ページを、表示はあるのにクリックが少なければ題名を、読まれた後に止まっていれば内容を、CTAで止まっていれば案内を見ます。問い合わせの中身が合っているかは、アクセス解析だけでなく、問い合わせの記録で確かめます。
全部を同時に直さないことが、何が効いたのかを残すいちばんの近道です。直す前の期間、直した内容、直した後の期間をそろえて比べます。
数字が少ないうちは待つ
表示回数や問い合わせが少ない時期に、短い間隔で何度も題名や本文を変えると、判断ができなくなります。スターターガイドも、変更後は数週間待ってから検索結果への影響を確かめるよう勧めています。技術的な異常がなければ様子を見る期間を置き、次に試すことを一つに絞ります。
0件と測れていないことを混ぜない
数字が取れたうえで0件なのか、そもそも測れていないのかを分けます。測れていないものを0件として扱うと、直したことが良かったのか悪かったのかを取り違えます。
自社で直す範囲と制作会社に頼む範囲を分ける
題名、検索結果に出る説明文(メタディスクリプション)、本文、内部リンク、CTAの文言は、自社でも直しやすい範囲です。一方で、canonical、ページの共通の型(テンプレート)、サイトの引っ越し(移行)、計測の設定は、影響する範囲が広く、元に戻す方法も用意しておく必要があります。
分ける基準は、必要な権限、影響する範囲、元に戻しやすさです。触れるかどうかではなく、壊れたときに戻せるかで判断します。
EQUAL DESIGNでは、ホームページ制作の中で、基本的なSEOと公開時の設定を行っています。すでにあるサイトについては、見直しと改修のご相談を受けています。
相談する前に用意しておくもの
対象のURL、狙う検索語、Search Consoleの状態、最近変えたこと、問い合わせまでの流れを用意します。数字がない場合は、取れていないこと自体を伝えてください。
よくある質問
SEO対策は無料でできますか?
Search Consoleでの確認、題名や本文の修正、内部リンクの見直しなど、自社で始められる作業はあります。ただし、担当者の時間、技術的な改修、制作、計測の設定には費用や手間がかかります。無料かどうかではなく、どこまでを自社でやるかで判断します。
SEO対策は何ヶ月で効果が出ますか?
サイトの状態、競合、検索の需要、直した内容によって変わるため、期間は断定できません。まずクロールと登録を確かめ、表示、クリック、問い合わせを段階ごとに見ていきます。
記事は毎日更新した方がよいですか?
更新の回数だけでは判断しません。担当ページが重ならず、検索意図に根拠と判断材料で答えられ、公開後に測れる記事だけを作ります。既存のページで答えられる場合は、そのページを直すことを優先します。
外部に相談する目安はありますか?
どこで止まっているのかを切り分けられない、サイトの構造を変える必要がある、権限や元に戻す方法が分からない、計測ができていない、といった場合は相談を検討してください。相談先を選ぶときは、順位の約束ではなく、何を調べて何を直すのかを確認します。
まとめ
SEO対策のやり方は、施策を増やしていく手順ではありません。クロール、登録、担当ページ、検索意図、内容と導線、計測の順に、最初に止まっている段階を見つける手順です。
まず対象のページを一つ選び、6つの表を上から確かめてください。前の段階を通っていることを確かめてから次へ進み、記事を書くのは担当ページを決めた後にします。
無料相談
今のサイトが検索から問い合わせまでのどこで止まっているのか分からない方や、自社で直す範囲と制作会社に頼む範囲を分けたい方は、お気軽にご相談ください。
現在のサイトと狙っている検索語、Search Consoleの状態を一緒に見ながら、ホームページのどこを直すかを整理します。










