目次
  1. SEO対策の費用が月5万円から50万円まで開く理由
  2. 契約形態ごとに費用の出方はどう違うか
  3. 同じ月額でも総額が変わる3つの分かれ目
  4. 自社はどの契約形態を選ぶか
  5. SEO対策の費用を、自社の金額にする6手順
  6. 見積書で内訳を確認する7項目
  7. 状況別に、SEOの費用をどこへ使うか
  8. その金額を回収できるかを逆算する
  9. EQUAL DESIGNの料金と、相談できる範囲
  10. よくある質問
  11. まとめ|相場を見る前に、自社の上限を出す
  12. 月額・単発・成果報酬のどれが合うか決まらないなら|無料相談

SEO対策の費用は、公開されている料金例では月5万〜50万円に集まります。ただし、この幅の中で自社がいくらなのかは、相場表からは出ません。先に決めるのは、1件あたりの粗利と増やしたい受注数から計算する、毎月出せる上限です。上限が先にあると、届いた見積もりを受けるか、範囲を狭めるか、今回は見送るかを、その場で判断できます。

この記事は、相場の一覧を眺めて終わらせないために書いています。金額の幅がなぜ出るのか。自社の上限はどう計算するか。見積書のどこを見れば内訳が分かるのか。この3つを順番に並べます。

SEO対策の費用が月5万円から50万円まで開く理由

SEO対策の費用が対象ページ、改善作業、計測責任で変わることを示す図
SEO費用は、見積もりの前に責任範囲を分けると判断しやすくなります。

2026年9月18日に、SEO支援会社が公開している費用解説3本を読み、金額を並べました。月額の契約は月5万〜50万円。単発の診断は10万〜100万円。記事の制作は1本あたり数千円から8万円でした。大規模サイトの改修では、単発で300万円規模の公開例もあります。同じ「SEO対策」という名前で、10倍以上の開きがあるわけです。

開きの正体は、作業量ではなく責任の持ち方です。調べるところまでか、サイトを直すところまでか、直した後の数字を追うところまでか。どこまでを相手が持つかで金額が変わります。「記事を月4本」という数量だけでは、この線が見えません。

責任主な成果物見積もりで確認すること
調査・設計検索需要、競合差、対象URL、優先順位調査結果が実装計画まで落ちるか
制作・実装技術修正、記事、内部リンク、CTACMS反映と動作確認を誰が行うか
検証・改善GSC・GA4・問い合わせ分析、改稿報告後の修正が契約内か

相見積もりを並べるときは、この3つの責任の欄をそろえてから金額を比べます。同じ月額でも、助言だけの契約と、修正と計測まで含む契約は別の商品です。

契約形態ごとに費用の出方はどう違うか

契約形態の前に、SEOの作業が5つに分かれることを押さえると比べやすくなります。どの契約でも、この5つのどこまでを相手が持つかが値段になります。

  • 調査:今の順位、競合、検索されている語を調べる
  • 設計:どのページで何の語を狙うかを決める
  • 制作:記事や既存ページの原稿を作る
  • 実装:サイトへ反映し、技術の不具合を直す
  • 計測:表示や問い合わせの変化を追い、次を決める

次の表は、各社が公開している料金例を契約形態ごとに整理したものです。自社の見積額を保証する数字ではありません。

相場は、発注先を即決するための数字ではありません。見積もりが極端に安い、または高いときに、その理由を質問するための物差しとして使います。

契約形態公開相場の目安向く課題注意点
月額型月5万〜50万円程度継続的な改善、複数URLの運用作業内容と実装量が月ごとに曖昧になりやすい
スポット型10万〜100万円程度診断、キーワード設計、移行支援診断後の修正費用を別に確認する
成果報酬型対象KWごと月3万〜10万円程度の公開例順位条件を限定した施策指名語や事業価値の低い語が対象に含まれないか確認する
記事制作1本数万円からの公開例コンテンツ不足の解消構成、取材、図解、入稿、改稿の範囲で差が出る

表の金額は市場に公開されている料金例で、EQUAL DESIGNの確定料金ではありません。2026年9月18日に3本の費用解説と突き合わせ、月額型と記事制作の帯は一致しました。単発型は、大規模サイトの改修を含む公開例では300万円規模まで伸びます。施策の量と今のサイトの状態で変わるため、契約前に個別の見積もりを取ってください。

同じ月額でも総額が変わる3つの分かれ目

月額20万円の見積もりが2社から届いたとします。片方は助言だけ、もう片方は修正と公開確認まで含む。どちらが安いと言えますか。次の3点を分けると、その差が見えます。

1つ目は、月内に何が納品されるかです。確認できる成果物を、契約書へ書き出してもらいます。

  • 調査や分析のレポート
  • 改善の指示書
  • 修正して公開済みのページ
  • 記事の原稿と、公開済みの記事
  • 計測の設定

「SEO支援一式」という1行だけでは、他社と並べられません。

2つ目は、誰がサイトを直すかです。提案を受けた後に自社や別の制作会社が直す契約だと、追加の工数と連絡の手間が出ます。CMS(自社で文章や画像を更新する仕組み)への反映、開発、公開後の確認まで含むかを聞いてください。

3つ目は、何を成果として見るかです。検索順位だけで終わらせず、次の5つまでつなげます。CTA(問い合わせへ進む案内ボタンや案内文)まで含めて、どこが動いたかを見ます。

  • 表示回数
  • クリック数
  • 相談への案内(CTA)のクリック
  • 問い合わせ
  • 商談になった件数

検索の量が大きくても、客にならない語で上位に出れば売上は動きません。ここを合わせないまま金額だけ下げると、安い分がそのまま無駄になります。

自社はどの契約形態を選ぶか

選び方は、社内に手を動かせる人がいるかどうかで大きく変わります。

  • 継続して直し続ける体制を作るなら月額型。毎月の作業内容を書面で固定する
  • 診断や移行など、終わりの条件がはっきりしているなら単発型
  • 成果報酬型なら、対象の語、順位の測り方、社名で調べて来た検索の扱い、契約終了後に残るものを先に合意する

成果の測り方を双方で確認できないまま成果報酬型を選ぶと、何に払ったのかが後から分からなくなります。

SEO対策の費用を、自社の金額にする6手順

SEO対策費用を目的、現状、施策、計測の順に整理して見積もる図
費用相談の前に、目的、現状、施策、計測を順に整理します。

見積もりは、記事の本数から作りません。目的から順に決めて、最後に月額の上限を出します。

  1. 目的:SEO経由で1年に増やしたい受注数と、1件あたりの粗利を書き出す
  2. 現状:対象サービスのページが今どのくらい検索に出ているかを確認する
  3. 課題:技術の手直し、既存ページの書き直し、記事の追加のどれが要るかを分ける
  4. 担当:サイトへの反映、公開後の確認、記事の入稿を誰がやるか決める
  5. 期間:3か月・6か月など、判断する時期と見る数字を決める
  6. 上限:目標の粗利と、そこへ回す割合から、毎月出せる金額を出す

2の現状は、サーチコンソール(Googleが無料で出している検索の管理画面)で確認できます。3の手直しで多いのは、クロールの詰まりです。クロールとは、検索エンジンがページを見に来る動きのことです。内部リンク、つまりサイト内のページ同士をつなぐリンクの不足も、ここで見つかります。

6の上限は、次のように出します。1件あたりの粗利が30万円で、SEO経由の受注を年6件増やしたいなら、目標の粗利は180万円。このうちいくらを初年度の投資へ回すかは、自社で決めます。

  • 粗利の3割までと決めたなら、年54万円。12で割って月4万5千円が上限
  • 粗利の半分までと決めたなら、年90万円。月7万5千円が上限
  • 初年度は回収を求めないと決めたなら、翌年以降の粗利で同じ計算をする

出した上限が公開相場の下限に届かないなら、月額の契約ではなく単発の診断から入る、対象ページを絞る、社内で手を動かす、のどれかを選びます。上限が先にあると、断る判断も自分でできます。

この順番で決めると、土台が整っていないまま記事だけ増やす失敗を避けられます。Googleも、検索向けの記事を作る前に土台を整えるよう案内しています。詳しくはGoogle検索の開発者向けSEOガイドをどうぞ。

見積書で内訳を確認する7項目

対象の範囲。 サイト全体か、サービスページだけか、記事だけか。どこまでが金額に入るかを書いてもらいます。

初期調査で何が納品されるか。 検索の需要、競合、今の順位、技術の課題、ページ同士の重なり、優先順位。この6点が形になって届くかを見ます。

技術修正は誰が手を動かすか。 指示書までか、コードとCMSの修正と公開後の確認まで含むかで、社内の負担が変わります。

記事制作のどこまでが含まれるか。 次の8つのうち、別料金になるものを聞いてください。

  • 構成づくり
  • 取材
  • 執筆
  • 校正
  • 図版の作成
  • サイトへの入稿
  • 内部リンクの設定
  • 公開後の書き直し

報告のあとに何をするか。 数字の説明だけで終わるのか、次の仮説と修正と再計測まで入るのかを確かめます。

期間と解約の条件。 最低契約期間、自動更新の有無、記事やアカウントが誰のものになるかを見ます。

成果の定義。 順位保証の有無ではなく、どの検索からどのページへ集めて、どの問い合わせを増やすのかを合意します。

状況別に、SEOの費用をどこへ使うか

配分は、他社の金額ではなく自社の詰まっている場所から決めます。今どこで止まっているかで、最初に払う先が変わります。

状況優先する支出
検索流入がほぼない技術・検索需要・URL設計の診断
表示されるがクリックされないタイトル、検索意図、SERP差の改善
流入はあるが問い合わせがないサービス接続、CTA、実績、フォーム改善
社内に実装担当がいる外部は調査・設計・レビュー中心
社内で直せない実装・入稿・検証まで含む契約

問い合わせが来ない原因がSEO以外にあるなら、先にホームページから問い合わせが来ない原因で切り分けてください。サイトそのものを作り直す側の金額はホームページ作成の費用、AI検索側の金額はAIO対策の費用相場で扱っています。AIOとは、AI検索の回答に使われやすくする対策のことです。

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その金額を回収できるかを逆算する

上限が出たら、次はその金額が戻ってくるかを見ます。順位やアクセス数ではなく、問い合わせの件数で数えます。

たとえば月30万円を6か月なら、投資額は180万円です。必要な件数は、次の3つの式で出します。粗利、商談になる割合、受注する割合の3つを使います。

必要受注数 = SEO投資額 ÷ 1受注あたり粗利
必要商談数 = 必要受注数 ÷ 受注率
必要問い合わせ数 = 必要商談数 ÷ 商談化率

これは成果を保証する式ではありません。投資の判断に要る仮説を、先にそろえるための式です。検索以外の流入や、社名で調べて来る人、既存の顧客もいます。検索経由だけに受注の全部を割り当てないでください。

初月は表示回数と順位が中心でかまいません。改善が進んだら、重要なページへの訪問、相談への案内のクリック、フォームの開始、実のある問い合わせへと見る場所を移します。アクセスが増えたのに対象外の相談ばかりなら、狙う語かページの約束がずれています。

自社でやる場合も費用はかかる

外注費をゼロにしても、次の6つは社内で発生します。

  • 担当者の時間
  • 調べるための道具の利用料
  • 取材と社内確認
  • 執筆と校正
  • サイトへの反映
  • 公開の承認

月40時間をSEOに使う担当者がいるなら、その人件費を金額に直します。その時間で回せたはずの他の仕事も、合わせて比べます。

内製作業見落としやすいコスト内製向きの条件
キーワード・競合調査調査時間、判断ミス検索意図と事業優先順位を判断できる
原稿制作取材、校正、専門確認現場知識と執筆時間がある
技術改善開発、検証、事故復旧CMSとコードを安全に変更できる
効果測定設定、集計、解釈GSC・アクセス・問い合わせをつなげられる
継続改善会議、承認、再制作月次で改善判断する責任者がいる

社内に事業の知識があるなら、設計と技術確認だけを外に出す分け方もできます。反対に、原稿の確認が社内で止まる会社は、記事単価が安くても公開まで進みません。ここは金額より先に決まる話です。

外注をやめたとき、何が自社に残るか。内製へ切り替える日のために、次の6つを契約書で確認しておきます。

  • 調査データと、語を選んだ理由
  • ページごとの目的と構成、原稿
  • 公開した本文と画像の権利
  • 実装した設定の説明
  • 計測アカウントの管理権限
  • 未実施の課題と、次の優先順位

契約が終わった日に計測の画面へ入れない、原稿を再利用できない、何を実装したのか分からない。この状態だと、払った分がそのまま消えます。「何をしてもらうか」と同じ重さで、「何が残るか」を先に決めてください。

この条件が出たら、その見積もりは見送る

記事の本数だけを約束する契約。本数が多くても、検索の需要と既存ページの重なりを見ていなければ資産になりません。

レポートだけで、直す人がいない契約。改善案が正しくても、サイトへ反映されなければ数字は動きません。

順位だけを成果にする契約。検索の量が小さい語や、客にならない語なら、1位でも問い合わせは増えないままです。

安いが、対象外が多い契約。次の5つが別料金なら、総額と社内の負担は増えます。

  • 取材
  • 図版
  • サイトへの入稿
  • 技術の修正
  • 計測の設定

比べるときは、同じ成果物へそろえてから金額を並べてください。

EQUAL DESIGNの料金と、相談できる範囲

EQUAL DESIGNは、SEOだけの月額プランを料金表に載せていません。公開しているのは、ホームページ制作(Studio・ノーコード制作は300,000円から、オリジナルWeb開発は500,000円から。いずれも税別)と、サイト保守管理の月額5,000円(税別)です。制作には基本SEOと公開設定が含まれます。金額は料金表で確認できます。相談できるのは、次の範囲です。

  • 今のサイトの技術的な詰まりを調べる
  • どのページで何の語を狙うかを決める
  • 記事と既存ページの原稿を作る
  • サイト内の案内と、問い合わせまでの導線を直す
  • 計測を設定し、数字を見る回を作る

記事で触れた施策を、すべて自社で引き受けるわけではありません。大規模なシステム改修や法務の確認が要る場合は、対応できる範囲を確かめたうえで外部の専門家へ切り分けます。順位や問い合わせ数は保証しません。実施する内容と評価の時期を決めてから進めます。

はじめの一歩は、今のサイトの診断です。止まっている場所が分かってから、必要な範囲だけを見積もります。上限をすでに計算しているなら、その金額の中で何ができるかをお伝えします。

よくある質問

SEO対策の費用は月いくらから始められますか?

公開されている月額型の下限は、月5万円前後です。ただし、その金額に何が含まれるかは会社ごとに違います。単発の診断で課題を絞れば、月額を始めずに済む場合もあります。

見積もりが月10万円と月40万円に分かれました。どこを見ますか?

まず、サイトを直す人が契約に入っているかを見ます。次に、記事の入稿と公開後の確認が別料金かを確かめてください。この2つで、総額の差はたいてい説明がつきます。

安いSEO会社は避けたほうがいいですか?

価格だけでは決められません。成果物、直す担当、修正の回数、計測の範囲が自社に合うかで見ます。契約外の作業を含めた総額がはっきりしているなら、選択肢になります。

まとめ|相場を見る前に、自社の上限を出す

SEO対策の費用は、相場表だけでは決まりません。1件あたりの粗利と、増やしたい受注数から、毎月出せる上限を先に決めてください。そのうえで、契約形態と対象範囲、成果物と実装の担当をそろえて見積もりを並べます。記事の本数を先に買うのではなく、診断で分かった課題だけを見積もると、使わなくていいお金が減ります。

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