目次
  1. 不動産のホームページ制作で決める7基準
  2. 物件連携は機能名よりデータの流れで決める
  3. 表示規約は原稿と更新の確認責任まで分ける
  4. 反響導線は内見・売却・管理を混ぜない
  5. 見積は確認の記録と引き渡し条件で比べる
  6. 費用・期間・制作会社・事例は同じ前提で比べる
  7. 公開後30日までの確認を発注前に決めておく
  8. よくある質問
  9. EQUAL DESIGNの対応範囲
  10. まとめ
  11. 無料相談

不動産会社のホームページを作り直す時、デザイン案から比べ始めると、物件情報の更新や問い合わせの受け方が後回しになりがちです。先に決めておきたいのは、反響目的、物件データ、検索、表示責任、CTA、更新、移管と計測の7つの基準です。ここで言うCTA(内見予約や査定依頼のボタンなど、読者に次の行動を案内する部分)は、反響を受け取る入口そのものです。

7つの基準ごとに「自社の必須条件」「制作会社の担当と作業を始める前提」「受け取る成果物」「対象外と追加費用」「確認の記録」をそろえると、候補の制作会社の提案と見積を同じ条件で比べられます。物件連携ができるかどうかだけでなく、誰が更新し、何を確かめたら完了とするかまで決めておくことがポイントです。

読み終えると、ポータルサイトへの依存を減らし、自社サイトから物件問い合わせ・売却査定・管理相談を受けたい時に、発注前に何を決め、候補の制作会社へ何を聞けばよいかが分かります。なお、ホームページを作り直すだけで反響数や成約数が決まるわけではありません。商圏、取扱物件、営業体制、物件データ、広告、追客の仕方によって結果は変わるため、まずは自社で管理できる条件を発注前に固めます。

不動産のホームページ制作で決める7基準

最初に決める7つの基準は、反響目的、物件データ、検索、表示責任、CTA、更新、移管と計測です。

機能の名前を並べるだけでは、候補の制作会社を比べられません。候補ごとに同じ質問を送り、担当者、作業を始める前提、成果物、対象外、確認の記録を同じ表へ書き込みます。

次の表を候補ごとに複製して使います。「対応可」の一言では埋めず、担当者、作業開始の前提、受け取る成果物、対象外と追加費用、確認の方法まで答えてもらいます。表の中の「顧客管理の仕組み」は問い合わせ客の情報と対応状況をまとめる外部のサービス、「月額で借りる型のサービス」は自社でプログラムを持たずに利用料を払って使うホームページ作成サービス、「LINEの設定」はLINE(多くの人が使う連絡用のアプリ)から問い合わせを受ける設定を指します。

基準自社の必須条件候補会社の担当・作業を始める前提受け取る成果物対象外・追加費用確認の記録判定
1. 反響目的内見、売却、管理の優先順位を決める誰が目的別のページと受付項目を決めるか目的別のページとCTAの導線図原稿、撮影、追加フォームの費用パソコン・スマホでの画面の移り方の確認必須 / 条件付き / 対象外
2. 物件データ更新の元になる場所を一つ決めるデータを整えた後に誰が連携するか項目の対応表、更新の元、反映の仕様外部サービスの契約、データ整備、個別の連携開発登録・変更・掲載終了の反映テスト必須 / 条件付き / 対象外
3. 物件検索主な検索条件と0件の時の案内を決める物件数と検索条件が決まった後に作る検索の仕様、結果画面、0件の時の案内細かな検索、地図検索、追加の特集代表的な条件でのパソコン・スマホのテスト必須 / 条件付き / 対象外
4. 表示責任事実を確かめる人と公開を承認する人を決める確認済みの原稿と物件情報を受け取った後に公開表示の確認表、更新履歴、権限の一覧法律・規約に照らした専門的な判断承認者と日時が残る確認の記録必須 / 条件付き / 対象外
5. 反響CTA内見、売却、管理で通知先を分ける受付項目と通知先が決まった後に設定CTA、フォーム、通知、送信完了画面顧客管理の仕組みとの連携、LINEの設定、追加の自動化目的別の送信・通知・計測のテスト必須 / 条件付き / 対象外
6. 更新運用通常・緊急・障害時の対応期限を決める運用担当と連絡経路が決まった後に開始責任分担表、更新手順、連絡先営業時間外の対応、月ごとの作業、追加の改修更新の依頼から反映までの記録必須 / 条件付き / 対象外
7. 移管と計測所有者と受け取る形式を契約前に決めるアカウントの発行と権限の確認後に設定引き渡し一覧、旧ページと新ページの対応表、測る操作の一覧月額で借りる型のサービスの制約、データの書き出し、作り直し権限の受け取りと計測の動作確認必須 / 条件付き / 対象外

判定の欄は、必須条件を満たす候補だけを次の比較へ進めるために使います。未回答や「必要に応じて対応」は条件付きとし、必要な契約、社内の作業、金額、期限が決まるまで必須へ上げません。

1. 反響目的は一つの「お問い合わせ」にまとめない

賃貸の内見予約、売買の購入相談、売却査定、管理の受託、採用への応募では、訪問者が知りたい情報も、受け付けた後の担当者も違います。

最も優先する反響を一つ決め、二番目以降は別の入口にします。すべてを同じフォームに集めると、入力項目が増え、通知先と集計もあいまいになります。

2. 物件データは更新の元を一つ決める

自社のホームページ、業務システム、ポータルサイトへ同じ物件を別々に入力すると、価格の変更や募集終了の反映漏れが起こりやすくなります。

最初に「どこを元のデータにするか」を決めます。連携機能の名前ではなく、登録、修正、掲載終了、画像の差し替えが、どの順番で各媒体へ届くかを確かめてください。

3. 検索機能は物件数と探し方に合わせる

検索条件を増やすほど便利になるとは限りません。物件数が少ないのに細かな条件を並べると、該当なし(0件)の画面が増えます。

商圏、賃貸か売買か、取扱物件、探す人が比べる軸から主な条件を決めます。0件の時に近い条件や相談の入口へ戻れるかどうかも、反響を逃さないための大事な確認です。

4. 表示責任は公開後の更新まで含める

表示のルールへの配慮は、制作会社が「対応できます」と答えれば終わりではありません。物件情報の事実は不動産会社が確かめ、制作会社は表示、更新、履歴、権限の仕組みを作ります。詳しくは後半の「表示規約は原稿と更新の確認責任まで分ける」で説明します。

5. CTAは相談内容ごとに通知先を分ける

「お問い合わせ」のボタンが一つだけだと、内見希望と売却相談のどちらが増えたのか分かりません。ボタン、フォーム、送信完了画面、通知先、計測の名前を目的別に分けます。

6. 更新は通常・緊急・障害を分ける

特集の追加と、掲載終了・営業時間の変更・フォームの停止とでは、求められる速さが違います。通常の更新回数だけで保守の内容を選ばず、緊急時の連絡先と障害時の責任を確かめます。

7. 移管と計測は契約前に確認する

解約や制作会社の変更の時に、ドメイン(ホームページの住所にあたる独自の名前)、物件データ、画像、原稿、旧ページと新ページの対応表、計測の権限を受け取れるかを確かめます。

公開後に改善するには、ページの表示回数だけでなく、物件詳細からCTAへの移動、フォームの入力開始と送信完了、電話番号やLINEのボタンが押された回数などを測る必要があります。

物件連携は機能名よりデータの流れで決める

物件情報の流れで連携の方式を選ぶ図 入力元 手入力 一覧データの取り込み 業務システム ポータルサイト から自社のホームページへ 登録 修正 掲載終了 掲載終了まで試してから選ぶ
入力元から自社のホームページへの流れを、登録から掲載終了まで試してから方式を選びます。

物件情報の入れ方は、いまの入力元、更新の頻度、掲載終了の扱い、二重入力の有無、障害時の代わりの手段を確かめたうえで、手入力・一覧データの取り込み・業務システムとの連携・ポータルサイトとの連携から選びます。一覧データの取り込みは、CSV(表計算ソフトで扱える一覧データの形式)のファイルを書き出して読み込ませる方法です。

「ポータル連携対応」という表示だけでは、自社が使うサービス、項目、反映の頻度、画像、掲載終了まで連携できるかは分かりません。

方式向いている状況注意点発注前のテスト
手入力物件数が少なく、独自の情報を丁寧に載せたい二重入力、掲載終了の漏れ、担当者への依存1件を登録・修正・掲載終了まで操作する
一覧データの取り込み(CSV)いまのシステムから決まった形のデータを出せる項目の違い、文字化け、画像、取り込みに失敗した時の扱い実際のデータで取り込みと差分の更新を試す
業務システムとの連携社内の物件管理を元のデータにしたい連携の仕様、契約、障害、追加費用更新の元から公開まで、かかった時刻を記録する
ポータルサイトとの連携いまの掲載業務を生かしたい対象の媒体、データの二次利用の条件、独自の項目掲載中の物件と終了した物件を照らし合わせる

どの方式でも、入力元と公開先をどうつなぐかが、更新の手間と情報の新しさを左右します。機能の名前より先に、物件1件が登録されてから掲載終了になるまでの流れを図や表にしておくと、候補の制作会社との話が具体的になります。

データ項目表を先に作る

所在地、価格、面積、間取り、築年、取引態様、写真、設備、公開状態など、必要な項目を一覧にします。

項目ごとに、入力元、必須か任意か、公開の条件、更新する人、空欄の時の表示を決めます。項目表がないまま画面を作ると、後から連携できない項目や空欄のまま表示される項目が見つかります。

掲載終了を登録と同じ重さで設計する

新規登録はテストしても、募集終了、価格の変更、写真の差し替えを試さないことがあります。

公開前に「登録→修正→一時的に非公開→掲載終了→再公開」を一通り試します。反映に時間差がある場合は、どの画面で状態を確かめるかも決めます。

障害時の代わりの手段を決める

連携元のサービスが止まった時に、古い物件情報を表示し続けるのか、一覧を一時的に止めるのか、手入力へ切り替えるのかを決めます。

障害への対応は、制作会社だけでは完結しない場合があります。物件管理サービスの提供元、サーバー、制作会社、不動産会社それぞれの連絡先と、判断する人を分けて書き出してください。

表示規約は原稿と更新の確認責任まで分ける

物件情報の表示は、不動産会社が事実と掲載してよいかを確かめ、制作会社が表示・更新・履歴の仕組みを整え、判断が難しい点は専門家に確認する、という3つの役割に分けます。

不動産の広告には、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)に基づいて定められた「不動産の表示に関する公正競争規約」と、その施行規則があります。規約と施行規則をまとめたPDF(印刷用の文書ファイルの形式)は、不動産公正取引協議会連合会の公式サイトの公正競争規約の紹介※のページに掲載されています。規約が対象とする広告表示には、インターネットによる広告表示も含まれています。

ホームページ制作に関わる点として、規約には次のような定めがあります。

  • 広告の制作を頼まれた広告会社などにも、規約の趣旨に沿って広告を作るよう努める責務が書かれている(第3条)
  • 実際には取引できない物件の表示は「おとり広告」として禁じられている(第21条)
  • 広告を続けて出している間に内容が変わった時は、速やかに直すか、表示を取りやめる必要がある(第24条)
  • インターネット広告で表示する事項として、物件の種別ごとの一覧表(別表)に「情報公開日(又は直前の更新日)及び次回の更新予定日」が挙げられている

同じページには、協議会連合会による「おとり広告」の規制概要及びインターネット広告の留意事項(おとり広告ガイドライン)※も掲載されています。このガイドラインでは、契約済みの物件を削除しないまま掲載を続けた例が示され、情報を更新する間隔を最長でも2週間とし、その間に契約済みと分かった物件はすぐに削除することを求めています。

制作の段階では、規約の文言を載せるだけでなく、物件データがどの項目に表示され、変わった時に誰が確かめ、どれだけの間隔で更新するかを決めます。規約やガイドラインに照らして個々の表示が問題ないかの判断は、不動産会社の責任者や所属する協議会、専門家に確認してください。

公開前の確認を4者に分ける

  1. 入力担当者が登録する
    • 物件情報と画像を登録する
  2. 社内の確認者が事実を確かめる
    • 事実、掲載してよいか、取引条件を確かめる
  3. 制作側が画面を確かめる
    • 表示崩れ、項目の抜け、リンク、フォームの動作を確かめる
  4. 判断が難しい点は専門家に確認する
    • 規約や法律に照らした判断が必要な点は、協議会や専門家に相談する

制作会社に表示の確認を手伝ってもらうことはできても、不動産会社の事実確認や、規約・法律に照らした専門的な判断の代わりになるわけではありません。

表示の確認表に記録を残す

確認した日、確認した人、対象のページ、物件番号、主な項目、直した内容、再確認の結果を残します。

「確認済み」の一言では、どの版を確かめたのか分かりません。公開直前のページと画面を基準にし、更新した後も同じ手順で確かめます。

特集ページも物件詳細と食い違わないようにする

「駅近」「新築」「ペット可」などの特集の条件が、物件詳細のデータと食い違うと信頼を損ねます。

特集に載せる物件を担当者が手作業で選ぶのか、データの条件で自動的に抜き出すのかを決めます。自動で抜き出すなら、条件の名前とデータの値が合っているかをテストします。

反響導線は内見・売却・管理を混ぜない

反響の入口を3つに分ける図 内見 購入は物件の一覧と詳細から内見予約 資料請求へ 売却は査定と地域のページから査定依頼へ 管理はオーナー向けのページから管理相談へ 通知先と測る数字も分ける
内見・購入、売却、管理で入口とボタンを分け、通知先と測る数字も分けます。

反響の導線は、内見・購入、売却査定、管理相談で、訪問者、必要な情報、CTA、通知先、最初に測るものを分けます。

反響主な入口読者が確かめたいことCTA最初に測るもの
内見・購入物件の一覧・詳細価格、間取り、周辺、空き状況内見予約、資料請求物件詳細からCTAへの移動、送信完了
売却査定のページ・地域のページ査定の方法、期間、担当、売却の手順査定依頼、売却相談査定フォームの入力開始・送信完了
管理オーナー向けのページ管理の範囲、空室対策、報告、費用管理相談、見積依頼相談フォームの入力開始・送信完了

物件の問い合わせは対象の物件を引き継ぐ

フォームへ移った時に物件名や物件番号が消えると、問い合わせる人が入力し直すことになり、社内でも確認に時間がかかります。

CTAからフォームへ対象の物件を引き継ぎ、自動返信と担当者への通知にも同じ情報を入れます。送信テストは公開前に、パソコンとスマホの両方で行います。

売却・管理は物件検索の脇役にしない

自社サイトを物件検索だけで組み立てると、売却や管理の相談の入口が見つかりにくくなります。

ページ上部のメニュー、トップページ、地域のページ、コラムから、目的別のページへの導線を置きます。物件を探す人と、持っている物件について相談したい人を、同じ流れに押し込まないことが大切です。

反響の中身も記録する

フォームの送信完了の数だけでは、営業の成果につながったかは分かりません。

問い合わせの種類、対象の物件、対応エリア、具体的な困りごと、決める時期を、個人情報を増やさない範囲で記録します。広告や検索などの入口と結び付けておくと、次に直すページを判断しやすくなります。

アクセスが足りないのか、導線やフォームに問題があるのかを切り分けたい時は、ホームページから問い合わせが来ないのはなぜ?原因と改善策を5つの診断ポイントで解説も参考にしてください。

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見積は確認の記録と引き渡し条件で比べる

制作会社の提案と見積は、物件データの仕様、検索のテスト、表示の確認表、目的別の導線図、運用の責任分担表、測る操作の一覧、引き渡し一覧を同じ条件で受け取って比べます。

金額に差がある時は、ページ数だけでなく、データ連携、原稿、撮影、特集、旧サイトからの移行、旧ページから新ページへの転送の設定、計測、保守がどこまで含まれているかをそろえます。

回答を確認済み・条件付き・対象外に分ける

確認済みにできるのは、担当者、作業内容、作業を始める前提、成果物、確認の記録がはっきりしている項目です。

「要相談」「必要に応じて対応」は条件付きです。連携するサービスの契約、物件データの整備、専門的な判断など、その制作会社が受け持たないものは対象外にします。

条件付きや対象外があること自体は問題ではありません。あいまいな「全部対応できます」より、社内でやる作業と追加費用をつかめます。

必須条件は合計点で埋め合わせない

たとえば、物件データの新しさ、表示の確認、売却相談の通知の3つが必須なら、どれかが決まっていない提案を、デザインや価格の加点で選ばないようにします。

必須条件を満たした候補だけで、見た目、使いやすさ、費用、担当者が続けて対応できるかを比べます。

引き渡し一覧を契約書と照らし合わせる

ドメイン、サーバー、更新画面の管理者権限、物件データ、画像、原稿、デザインのデータ、プログラム一式、計測のアカウント、旧ページと新ページの対応表について、所有者と受け取る形式を確かめます。

月額で借りる型のサービスでは、プログラム一式を受け取れない場合があります。その場合は、物件・顧客・ページの内容をどこまで書き出せるかと、別のシステムへ移す手順を確かめてください。

初期費用、月額費用、追加作業の分け方は、名古屋のホームページ制作費用は何で決まる?見積もり比較で失敗しない7つの確認項目でも整理しています。

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費用・期間・制作会社・事例は同じ前提で比べる

不動産のホームページ制作の費用と期間は、ページ数だけでは決まりません。物件データがどこまで整っているか、連携の方式、検索条件、原稿と撮影、旧サイトからの移行、表示の確認、外部サービスの契約、保守の範囲が変わると、制作側と自社側の作業が変わります。

そのため、相場とされる一つの金額や期間だけで候補を絞らず、初期制作、月額の運用、外部サービスの契約、追加の改修、自社の作業を分けた条件全体を同じ表で受け取ります。

費用は総額を中身ごとに分ける

初期費用では、要件の整理、情報設計(ページの構成と情報の並べ方を決める作業)、デザイン、実装、物件データ、原稿と撮影、移行、計測、テストのどこまでを含むかを確かめます。月額費用では、サーバー・更新画面・連携サービスの利用料、保守、更新の回数、障害対応、報告の範囲を分けます。

見積に「物件連携」「SEO対応」「保守」とだけ書かれている場合は、内容を質問します。SEO(検索エンジンで見つけてもらうための対策)であれば、どの作業をどこまで行うのかを確かめます。物件連携や保守であれば、対象のサービス、項目数、更新の頻度、作業時間や回数、対象外、追加の単価を聞きます。安いか高いかは、同じ成果物と完了の条件にそろえてから判断します。

期間は公開日だけでなく前提と検収日を置く

制作期間は、要件の確定、物件データの準備、原稿と素材、設計、デザイン、実装、連携のテスト、表示の確認、移行、公開後の確認に分けます。制作会社の作業日だけでなく、不動産会社側の確認日と修正の期限も予定に入れます。

「最短で公開できる日」より、何がそろえば次の工程へ進み、誰の確認待ちで止まり、連携や表示に問題があればどこへ戻るかを確かめます。公開希望日が決まっているなら、物件検索、撮影、特集、外部連携を段階的に公開できるかも比べます。

制作会社は実績の数より検収と移管の説明で選ぶ

不動産業の制作実績は判断材料になりますが、事例の数だけでは決めません。自社と近い賃貸・売買・管理の構成、物件データの元、更新の担当、反響目的を扱ったことがあるかを確かめ、担当した範囲と成果物を聞きます。

提案の段階で、データの流れ、目的別の導線、表示の確認、テスト、引き渡し、公開後の計測を説明できるかを見ます。営業担当の説明だけでなく、実装と運用の担当が誰で、公開後の質問や障害をどこへ伝えればよいかまで分かる候補を残します。

事例は見た目より条件と変えた点を読む

事例では、制作前の課題、対象の顧客、物件データ、変えた導線、制作の範囲、公開後に確かめた指標を読みます。数値が載っていても、期間と母数がなければ、自社で同じ成果が出る根拠にはなりません。

数値のない事例を外すのではなく、情報設計、更新の方法、表示の責任、CTA、計測のどこを変えたのかを確かめます。見た目が近いかどうかではなく、自社の7つの基準をどこまで実装し、確かめた事例かで判断します。

公開後30日までの確認を発注前に決めておく

公開後の確認は、公開直後にフォームと計測、7日ほどたった頃に検索での見つかり方と運用、30日ほどたった頃に入口とCTAの反応、という順番を目安にします。日数は目安で、物件数や更新の頻度に合わせて調整します。

時点(目安)確かめること完了の条件
公開直後主要なページが開くか、検索、CTA、フォーム、電話・LINEのボタン、計測実際の端末で、送信・通知・計測の結果が一致する
7日ほどサイトの一覧ファイルの送信、Googleの検索の管理画面での登録状況、更新の操作、連携の遅れ、エラー重要なページと更新の責任者を確かめた
30日ほど検索結果での表示とクリック、物件詳細からCTAへの移動、反響の種類、対応の状況最初に直す点を一つ決められる

公開前に、担当者と確認日を予定に入れておきます。数字が少ない段階では検索順位や成約について決めつけず、まず意図した導線と計測が動いているかを確かめます。

発注前チェックシート

  1. 最優先の反響を選ぶ
    • 内見・購入・売却・管理・採用から一つ選ぶ
  2. 物件データの元と更新担当を書く
    • いまどこで物件情報を管理し、誰が更新しているかを書き出す
  3. 必須条件を3つ選ぶ
    • 7つの基準の中から、譲れない条件を3つに絞る
  4. 確認の記録を決める
    • 基準ごとに、何をもって完了とするかを決める
  5. 候補の制作会社へ同じ表を送る
    • 条件付きと対象外の欄まで埋めてもらう
  6. 公開後の確認担当を決める
    • 公開直後・7日ほど・30日ほどの確認を誰が行うかを決める

よくある質問

不動産のホームページに物件検索は必要ですか?

取扱物件と反響目的によります。物件数が少ない、売却・管理の相談が中心、物件探しは主にポータルサイトで行ってもらう、といった場合は、細かな検索より地域の情報や相談の導線を優先する選び方もあります。

ポータルサイトの物件情報を自社サイトへ自動で連携できますか?

利用している物件管理サービスやポータルサイトの仕様と契約によります。対象の媒体、項目、画像、反映の頻度、掲載終了の扱い、データの二次利用の条件を提供元に確かめ、実際のデータで登録・修正・掲載終了をテストしてください。

制作会社に表示規約の確認を任せられますか?

制作会社は表示の仕組みや確認の手順づくりを手伝えますが、物件情報の事実確認や、規約・法律に照らした専門的な判断の代わりにはなりません。社内の確認者を決め、判断が難しい点は所属する協議会や専門家に相談してください。

費用や制作期間はどのくらいかかりますか?

ページ数、物件データの整い具合、連携の方式、原稿と撮影の有無、確認にかかる日数によって大きく変わるため、一律には言えません。候補の制作会社から、同じ条件で初期費用・月額費用・自社の作業・期間を出してもらって比べてください。

公開後の保守は必要ですか?

社内で更新と障害対応を安全に行える範囲がはっきりしていれば、保守の契約の形は選べます。通常と緊急の更新、バックアップ、連携の障害、フォーム、計測、権限について、誰が対応するかを確かめて判断してください。

EQUAL DESIGNの対応範囲

EQUAL DESIGNでは、ホームページ制作の中で、情報設計からデザイン・実装・基本的なSEOと公開時の設定までを行っています。物件情報の事実確認と、表示規約や法律に照らした判断は、不動産会社の責任者や専門家が行うものです。また、物件管理システムやポータルサイトとの連携ができるかどうかは、それぞれのサービスの提供元の仕様によります。

まとめ

不動産のホームページ制作は、反響目的、物件データ、検索、表示責任、CTA、更新、移管と計測の7つの基準で比べます。

最初の一歩は、いまの物件データの元と最も優先する反響を決め、候補の制作会社へ同じ7つの基準と確認の記録の欄を渡すことです。機能や見た目ではなく、公開後も更新と改善が続けられる条件で発注先を選べます。

無料相談

候補の制作会社へ何を聞けばよいか決めきれない方や、物件情報の更新を誰が担うかを社内で整理したい方は、発注の前に一度、条件を書き出してみることをおすすめします。

今のサイトと物件情報の更新の分担を一緒に見ながら、制作会社へ聞く7つの質問と、社内で決めておく担当を整理します。

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